新生児は視知覚能力も ≪乳児・家族・生活≫
すでによく発達していて、自分のほうに衝突する経路を直進してくる事物に対しては、手をかざし頭を反らすという明白な防御反射を示すが、同じく接近してきてもそれていくような事物にはこの反射は示されない。
これらの事実は、乳児が方向や奥行などについてのかなり高い空間知覚能力を備えて生まれてくることを意味する。
また、出生直後の新生児は、音を発する事物の方向に顔を向け、目の焦点をあわせようと試みる。
このことはまた、乳児が耳で聞いた事物の所在を目で確かめようとする能力を、すでに備えている証左となる。
しかし、生後1か月くらいになると、乳児は、音がしてももはや顔を向けない。
だから、この時期にはすでに、音は事物の所在を示すという認知が確立し、そのため無関心になったとみられる。
イギリスの心理学者バウアーT. G. R. Bowerは、そのような慣れの過程を無視したために、1か月児には協応能力は認められず、ましてそれ以前には皆無と速断され、新生児=植物説を強化した、と指摘している。
学習能力についても、新生児は、異なる二つの音に対してそれぞれ頭を右または左回転させる弁別学習が可能であり、また、この学習完成後に、前とは反対方向に頭を回転させる逆転移行学習も可能であることが明らかにされている。
さらに、このような学習に際して、物質的報酬よりも規則性の発見といった探索欲求の充足がより大きな役割を演じることも確かめられている。
人間は生まれながらに「考える葦」なのだといえよう。
乳児は、このような優れた学習能力を駆使して、生後3か月ですでに母親の顔の特徴の一部を認知し、声の違いなども聞き分けているらしい。
こうして5~7か月になると、母親の顔や声を遠くから識別して接近や歓迎行動を示し、見知らぬ人は拒否するという人見知りがみられるようになる。
これは、母子間に強い愛着が形成されたことのしるしであり、乳児はこの愛着をもとにして安定感や信頼感を獲得し、未知の世界への探索欲求をさらに発展させていく。
これらの事実は、乳児が方向や奥行などについてのかなり高い空間知覚能力を備えて生まれてくることを意味する。
また、出生直後の新生児は、音を発する事物の方向に顔を向け、目の焦点をあわせようと試みる。
このことはまた、乳児が耳で聞いた事物の所在を目で確かめようとする能力を、すでに備えている証左となる。
しかし、生後1か月くらいになると、乳児は、音がしてももはや顔を向けない。
だから、この時期にはすでに、音は事物の所在を示すという認知が確立し、そのため無関心になったとみられる。
イギリスの心理学者バウアーT. G. R. Bowerは、そのような慣れの過程を無視したために、1か月児には協応能力は認められず、ましてそれ以前には皆無と速断され、新生児=植物説を強化した、と指摘している。
学習能力についても、新生児は、異なる二つの音に対してそれぞれ頭を右または左回転させる弁別学習が可能であり、また、この学習完成後に、前とは反対方向に頭を回転させる逆転移行学習も可能であることが明らかにされている。
さらに、このような学習に際して、物質的報酬よりも規則性の発見といった探索欲求の充足がより大きな役割を演じることも確かめられている。
人間は生まれながらに「考える葦」なのだといえよう。
乳児は、このような優れた学習能力を駆使して、生後3か月ですでに母親の顔の特徴の一部を認知し、声の違いなども聞き分けているらしい。
こうして5~7か月になると、母親の顔や声を遠くから識別して接近や歓迎行動を示し、見知らぬ人は拒否するという人見知りがみられるようになる。
これは、母子間に強い愛着が形成されたことのしるしであり、乳児はこの愛着をもとにして安定感や信頼感を獲得し、未知の世界への探索欲求をさらに発展させていく。
update:2010年03月18日
